2月26日(日)から27日(月)にかけて,沖縄県那覇市のザ・ナハテラスへ宿泊しました。
航空券だけ予約をして,直前までノープランだった沖縄旅行。
本島北部や離島に足を延ばすのも億劫な気分で「那覇市内のちょっとお高めなところでゆっくりしようかなー」と考えていました。さまざま良さそうなところはありましたが,今回は基本プランが12:00in/12:00outと24時間滞在可能なザ・ナハテラスへ。
結果として,大正解。那覇市内とは思えない落ち着いた雰囲気で,スタッフの方々もあたたかく,満足なホテルステイなったので紹介します。
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宿泊日:2023年2月26日(日)
部屋タイプ:クラブツイン
価格:40,470円 ※宿泊時価格
チェックイン12:00/チェックアウト12:00
本記事の内容は宿泊日時点での内容になりますことご了承ください。
概要
ザ・ナハテラス
ザ・ナハテラスは,沖縄本島を基盤にホテルやゴルフ場などの事業を営むザ・テラスホテルズ株式会社が運営するホテルです。
ザ・テラスホテルは自身を,次のように紹介しています。
「自然との調和、自然への回帰」をコンセプトに、沖縄の気候風土に即したファシリティーや礼節を重んじた温かなもてなしで、大人のための洗練された空間と、そこにゆったりと流れる時間を演出し、「テラススタイル」と呼ぶ独自のリゾートライフをご提供しております。
https://www.terrace.co.jp/company/our_concept.php [1]
同社が運営するホテルとしては,国道58号沿い恩納村から名護市の入口林立するリゾートエリアの中の部瀬名岬にあるザ・ブセナテラスが有名ですね。
今回宿泊したザ・ナハテラスについては,那覇市内に位置しており,
「ビジネス・エグゼクティブのためのステージとしても、観光のベースとしても利便性の高いホテルとしてご利用いただいております」[1]
と説明されています。
本館建物は1986年にリージェントホテル沖縄として運用開始。その後パレスオンザヒルを経て,1999年からザ・テラスホテルの運営するザ・ナハテラスとして営業しています。
アクセス
- ゆいレール牧志駅から:徒歩10分(タクシー5分)程度
- 那覇空港から:タクシー20分程度
国際通りや牧志駅からは向かう際は上り坂となっており,また入口も住宅街の中でそれほど目立たない風貌のため,はじめにホテルに向かう際はタクシーが便利でしょう。
そのほか,お車等でのアクセスや駐車場はホテル公式ページの案内をご確認ください。
チェックイン
今回はクラブフロアへ宿泊だったため,エントランスで名前を確認された後は2Fのクラブラウンジへご案内いただきチェックインを行いました。
ウェルカムドリンクのグァバジュースいただきながら, 雑談をはさみつつお手続き。
レストラン予約やターンダウンに入っても良いかなどの確認も行なってくれました。
また,この時は,他にお客さんがいなかったというのもあるかもしれませんが,館内施設の説明なども丁寧に行なっていただけました。
チェックインの後はエレベーターまでお見送りいただき,お部屋へ向かいます。
明るく温もりのあるお部屋
宿泊したお部屋はクラブツイン(35m2)。さっそく入室,
左右に姿見,クローゼットをみながら奥へ進むと,主室です
こざっぱりとしながらもぬくもりを感じる気持ち良いお部屋といった印象です。
ベッド
ベッドは110cm幅のシモンズ製。2台が”ほぼハリウッドスタイル”(完全にはくっついていない。5センチくらい離れている)で並んでいます。
ベッドサイドは一方のベッドには,コンセントとベッドランプ,また,小物が置けるスペースもあります。もう片方にはそれにプラスして室内灯スイッチとお風呂場ラジオのコントローラー(めずらしい)が付いています。
少し古い感じはありますが,必要な機能は揃っており,快適に過ごせます。
まくらは1ベッドにつき2つ。ふわふわ触感。2つのうち1つは片面表面がパイプ素材となっていました。
デスク
テレビの横が作業デスクとなっています。PC作業や簡単な書類チェックには必要十分な大きさです。コンセントと充電用のUSBも完備されています。
南国感のある籐(とう・ラタン)編み風?のチェアも素敵で座り心地もまずまずです。
デスクの引き出しには,館内案内などと文房具,それからルームウェアが収納されています。
文房具類が何気に充実(ステープラー,クリップ,えんぴつ,消しゴム,蛍光ペン,定規)しており,平凡なサラリーマンでもえぐぜくてぃぶでちてきなびじねすぱーそんになった気分にさせてくれます 笑
ミニバー・お茶類
ミニバーは次のような感じです。
飲み物や,チップス・チョコレートなどがあります。有償のものは置いといて,お茶類をピックアップすると,こんな感じ。
ネスプレッソと紅茶,緑茶,月桃(げっとう)茶。
お茶はホテルオリジナルラベルとなっており,緑茶・月桃茶の製造者は沖縄長生薬草本社,紅茶の加工所は神戸紅茶です。
月桃という言葉をはじめて聞いた方もいるかもしれません。
月桃は,沖縄などの暖かい地方に自生しているショウガ科の植物です。お湯を注いだ際には明確に生姜のような香りがしますが,飲んでみると清涼感はありながらもハーブティーとしてはクセの少ないお茶でした。
バスルーム・アメニティ
お次は洗面・バスルーム。設備はひと世代前感がありますが,石や籐などの質感は素敵です。
アメニティはこんな感じに,
ヘアブラシ,くし,歯ブラシ,シャワーキャップ,髭剃り,コットン,綿棒。
また,スソープ類(シャンプー,コンディショナー,ボディソープ,石鹸,乳液)はフランス発祥の「タルゴ」。海藻エキスが配合されているらしいです。
同じくタルゴジャポンの月桃葉エキス(←沖縄コラボ感があって素敵です。知らないですが。)を配合したスキンケアセット(ローション,クレンジング,ミルク)や入浴剤も添えられており,充実したバスタイムが過ごせました。
充実した館内施設
館内には次のような施設があります。
- レストラン(複数)
- バー
- ショップ
- エステ
- 男性サウナ
- 野外プール
- ジム
これらの施設のうち,わたしが見に行った・使用した施設を紹介します。
ショップ
ホテルセレクション(本館)
沖縄を中心に全国のさまざまななジャンルの”良いもの”を集めたショップという感じのお店でした。
品揃えは豊富で,バッグ・アクセサリー・小物・食器類・置物,などなど様々です。
アメニティに使われているソープ類,お茶,また調味料・ちんすこうといったホテルオリジナル商品も販売されています。
なお,私が宿泊した際には営業時間が短縮されており10:00-18:00,月曜定休となっていました。最新の営業時間はホテルのHPやチェックイン時などにご確認ください。
ロージャース(別館)
別館のショップは1950年代・ゴザ(現在の沖縄市の一部)創業のインポートセレクトショップ「ロージャーズ」が入っています。
ファッション・グッズなど見ているだけでも楽しいです。ワインやスナックなども置かれているので,購入して部屋でいただくのも良いでしょう。
なお,こちらのお店にはテラスホテルのオリジナルグッズは置かれていませんでした。お土産にホテルオリジナルのお菓子などをお求めの方は,お気をつけください。
男性サウナ
場所:本館2F
時間:12:00-20:00
※1回2時間まで。予約制。
料金:外来利用 2,500円
宿泊者料金 2,000円(クラブフロア宿泊者は無料)
本館2Fには男性サウナがあります。
サウナ室は5人程度の広さ,温度は90度程度。水風呂とシャワーブースがあり。ペットボトルのお水も洗面スペースに置かれています(過去にはジュース類もあったそうですがこのときはお水のみでした)。
外気浴スペースはなく,裸で行動する範囲には椅子の設置もありませんが,水風呂の淵で小休憩をすることはできるでしょう。
ちなみに,私だけかもしれませんが,はじめて行くサウナではお作法がわからなくて戸惑います。
どこまで館内着で,どこで脱げばいいんや……と。
こちらのナハテラスは,
ロッカー(ローブ・タオルなどあり)→休憩所→洗面スペース→シャワー・水風呂スペース→サウナ室
と移動する流れとなっており,シャワー・水風呂スペースにローブ等が掛けられるフックが設置されています。
フックはスペースの入り口からは見えない場所にあるため,ロッカーからハダカでサウナに向かってしまいました 恥(人がいなくてよかった^^;)
予約の際に「すぐの時間で」とお願いすると「準備をするので20分後くらいに」とのことでしたが,サウナには空のペットボトルが数本落ちており,うーん……となりました(もちろん,ゴミ箱があるのにそこに捨てない利用者が悪い)。
設備もけっこう硬派。よっぽどサウナな気分になった時にだけ伺えば十分といった印象です。
野外プール
プールは本館とアネックス棟(別館)の渡り廊下横にあります。
冬季(12月から3 月ごろ)は休業ですが,水は張られており,日中にはパラソルのもとビーチチェアでくつろげます。
ジム
本館2Fから渡り廊下でアネックス館へわたってすぐの場所には,ジムがあります。
ロッカールームやタオル・水も準備されており快適にトレーニングができるでしょう。
ブセナテラスのプールやビーチも利用可能!
今回は利用しませんでしたが,ザ・ナハテラスの宿泊者は,ザ・ブセナテラスなど系列ホテルの一部施設やアクティビティも利用することができます。
シャトルバスも運行されているので,ご興味のある方は公式ページの案内をご確認ください。
クラブラウンジ
場所:本館2F
利用時間:8:00-19:00 ※
ティータイム 14:00-16:00
アペリティフタイム 17:00-19:00
※通常はコンチネンタルブレックファスト形式の朝食サービスが8:00-10:00に実施,ティータイムは14:00-17:00のようですが私が宿泊した2月の段階では休止・時間短縮中でした。最新情報はホテルへご確認ください。
本館2Fにはクラブフロアの宿泊客が利用できるクラブラウンジがあります。
通常のテーブル席のほかに,テラスやソファなどもあり,気分によって使い分けることが可能です。本や新聞も設置されています。
利用時間中はお茶・コーヒー,チョコレート,黒糖のど飴を自由にいただくことができます。
また,次のようなサービスも行われています。
ティータイム
琉球アフタヌーンティーセットがいただけます。
2段のスイーツはかわいらしい一口サイズ。上段に琉球菓子,下段は沖縄らしい食材が使用されたスイーツとなっており,別皿でセイボリーがついています。
また,飲み物についても下の画像のものや炭酸水・ジンジャーエールなどが追加されていました。お酒はありません。
アペリティフタイム
フード類はビュッフェ形式ではなく,おつまみプレートでの提供でした。
量は控えめ,あくまで名前のとおりアペリティフ(食前酒)に合わせる想定なのでしょう。
なお,わたしの宿泊時には最大混雑時でも5割弱程度のテープル利用率。穏やかで居心地の良い空間に,ついついクローズまで居座ってしまいました。。
飲み物は,ティータイムは大体そのままにお酒を中心としたメニューが追加されています。
品揃えはバランスよく揃っているという印象を受けます。
シャンパン(この時はノミネ・ルナール ブリュット)や沖縄らしい泡盛,またティータイムから引き続きの南国らしいソフトドリンクが特徴的でしょうか。
ビールはテラスホテルが製造するチャタンビールのラガー。オリオンビールしかり,沖縄のビールは沖縄で飲むと最高にウマいです。
夜の館内散策
ラウンジを後にして館内を散策。夜は昼間よりも落ち着いた雰囲気となっています。
那覇市街地にあっても自然豊かな場所なので,夜は真っ暗で何もないかと思いきや,木々などのライトアップやピアノの演奏で楽しませてくれます。
クラシカルな雰囲気が素敵なファヌアンで朝食
朝食はホテル内のレストランファヌアンでいただきます。
クラシカルさと南国の開放的な雰囲気が合わさった空間に,朝日を浴びたガーデンが気持ち良いです。
お食事は洋食を選択(前日18:00までの予約で和定食も選択可能)。
洋食は,セミビュッフェ形式となっており,メインディッシュはメニューの中から1つ選択します。
今回はエッグベネディクトを選択。ほか,ビュッフェから色々といただきました。
お味は「ふつうにおいしい」といったところ。ラグジュアリーホテルとしてはリーズナブルな価格設定ということもあり,雰囲気も含めて楽しめる方は朝食をつけてみるのも良いですね。
感想:那覇市街にあって落ち着ける・スタッフさんも温かいホテル
那覇の中心部にありながら喧騒を感じさせない素敵なシティ・リゾートといった雰囲気が素敵なホテルでした。
沖縄旅行とはいっても,そんなに遠出をしないで,手近に日頃の羽を休めたい方ピッタリの場所です。
もちろん,観光の面からも不便といったことはないでしょう。
国際通り徒歩圏内,ゆいレール最寄駅が徒歩10分程度。また那覇はタクシー代がリーズナブルなためタクシー移動も全然アリです。
ビーチやマリンアクティビティも楽しみたいという方は,無料シャトルバスが出ているブセナテラスの施設の利用を相談してみると良いですね。
また,スタッフの皆さんの親切・丁寧な対応も印象に残っています。
放っておいてほしい時はきちんと察してくれながら,質問やお話をする場面では丁寧でありつつ,フレンドリーさと(沖縄らしい?)おおらかさがある態度で接してくれます。
部屋に持ち帰るケーキを買った後にその場で行われていたピアノ演奏が聞きたくなり「ちょっと聞いていってええですか?」と尋ねた際には「ケーキお預かりしておきましょうか?」とご提案してくださったり,ラウンジで泡盛を頼んだ際に「強いお酒なのでどうぞ」とチェイサーも一緒に出してくれるなどの気遣いをしてくださったり…。
そして,接客スタッフ以外の方も素敵。
チェックイン時にメインとは反対の新都心側のエントランスから入ってしまった際には,警備員の方がフロントへ向かうエレベーターまで丁寧に案内してくださいました。
南国感のあるクラシカルなシティ・リゾートで,気持ちの良い接客のもと,のんびりと過ごしたい方にはおすすめのホテルです。
口コミの確認やご予約は以下のサイトより!
出典
[1]THE TERRACE HOTELS CO.,LTD., ザ・テラスホテルズ | 会社情報 , https://www.terrace.co.jp/company/our_concept.php (2023.4.9閲覧)