2024年からJALグローバルクラブ(JGC)の入会資格が変更となり,以前ほどの盛り上がりはないJALの搭乗回数修行。
ただし,Life Statusポイントやサービスステイタスの取得にはいまだに有効です。
そこで,今回は2024年5月18日(土)から2週分の土日+1日の合計5日を使って福岡-宮崎便に46搭乗をした様子をお伝えします。
【1】スケジュール
///1週目
■5/18(土)
夜行バス 広島ー福岡 0:15-6:10
飛行機 福岡ー宮崎 5回往復(10搭乗) 7:10-21:40
宿泊 福岡
■5/19(日)
飛行機 福岡ー宮崎 5回往復(10搭乗) 7:10-21:40
宿泊 福岡
■5/20(月)
飛行機 福岡ー宮崎 4回往復(8搭乗) 7:10-17:55
新幹線 福岡ー広島
///2週目
■5/25(土)
夜行バス 広島ー福岡 0:15-6:10
飛行機 福岡ー宮崎 5回往復(10搭乗) 7:10-21:40
宿泊 福岡
■5/26(日)
飛行機 福岡ー宮崎 4回往復(8搭乗) 7:10-17:55
新幹線 福岡ー広島
搭乗回数 28 + 18 = 46回(230LSP)
【2】費用
航空券 274,252円
その他交通(地下鉄・高速バス・列車) 約25,000円
宿泊 10,070円
食費等 約9,000円
合計 約319,322円
まずは夜行バスで福岡へ
朝7時台からのフライトへ向けて,仕事終わりの深夜に夜行バスで福岡へ向かいます。
ドケチ的発想の回数修行なわけですから,航空券代だけでなく,その他の交通費や宿泊費もできる限り抑えなければいけません。
WILLER EXPRESS YJ1753便。
1週目5/18(土)は3列シートを,2週目5/25(土)は4列シート。
どちらも熟睡はできませんでしたが,やはり3列シートの方が楽ではあります。わたしが利用した時の差額は1,000円程度,人によってはこの課金はアリでしょう。
グランノード広島バス乗り場を定刻00:15頃に出発したバスは,定刻6:10より1,2分早く天神バスセンターへ到着。ここから地下鉄で福岡空港へ向かいました。
ちなみに,市街地からのアクセスが抜群の福岡空港ですが,徒歩移動の時間や,この時間の地下鉄の本数などを考えると,決して余裕のあるスケジュールではありません。
空港!修行!
土曜朝の保安検査場は大混雑
福岡空港に到着したのは6:27。
土曜朝の保安検査場は鬼のような混雑状況。整理ロープのあるエリアからさらに100m以上は並んでいるという状況です。
これは,杓子定規的には間に合わないというよりほかありません。
一般に,時間ギリギリになるとグランドスタッフの方が優先レーンなどに案内をしている様子を見かけます。が,「だから大丈夫!」とはブログには書けません。
ただし,ステータス会員専用の保安検査場はガラガラ。
幸いにも利用資格を持っていたので今回はそちらを使用しました。
ちなみに,一般の保安検査場は,土曜早朝以外の時間は常識的な混雑具合(整理ロープに収まる程度)でした。
あとは,ひたすら往復
あとは,ひたすら往復です。
- JAL3621 福岡→宮崎 07:10発 – 07:55着
- JAL3622 宮崎→福岡 08:25発 – 09:20着(乗継30分)
- JAL3625 福岡→宮崎 10:30発 – 11:15着(乗継70分)
- JAL3626 宮崎→福岡 11:45発 – 12:35着(乗継30分)
- JAL3629 福岡→宮崎 13:10発 – 13:55着(乗継35分)
- JAL3630 宮崎→福岡 14:25発 – 15:15着(乗継30分)
- JAL3633 福岡→宮崎 15:50発 – 16:35着(乗継35分)
- JAL3634 宮崎→福岡 17:05発 – 17:55着(乗継30分)
ーー↑帰宅する日はここまで↑↓宿泊する日は以下も搭乗↓ーー
- JAL3639 福岡→宮崎 19:30発 – 20:15着(乗継95分)
- JAL3642 宮崎→福岡 20:45発 – 21:40着(乗継30分)
なお,宮崎空港,福岡空港ともに乗り継ぎは制限エリア内のみで完結できるため,再荷物検査などは不要です。
宮崎空港は出発ロビーに到着するのでそのまま乗り継ぎ。福岡空港は到着したのち制限エリア外には出ずに乗り継ぎカウンターを経て出発ロビーへ移動できます。
機材はエンブラエル170
福岡宮崎便の機材は座席数76の小型ジェット機「エンブラエル170」が使用されています
あまり聞かない名前ですが,ボーイング,エアバスに次ぐ世界第3位の航空機メーカーです。
本機材には,座席モニタやコンセントは設置されていません。
そのため床や座席下の電気配線がほとんどなく,足回りがすっきり。これはこれで快適です。
また,機内Wi-Fiはビデオプログラム等専用で,自由にWebを閲覧することはできませんでした。
フライト時間はわずかですが,暇つぶしグッズは用意しておいた方が良いでしょう。
飛行時間は約30分
離陸から着陸までの実質飛行時間は約30分とすぐ。ただし,福岡空港の滑走路が混雑していることも多く,離着陸に時間がかかるフライトもありました。
上空でシートベルトサインが消えている時間もわずか。ドリンクサービスは行われておらず,飴のサービスがありました。
短距離飛行のためか高度も低め,天気が良ければ福岡や宮崎の市街地のほか,阿蘇や有明海・天草をはじめ九州の様々な絶景が楽しめます。
合間に福岡・宮崎グルメも少しは楽しむ
修行といっている以上,基本的にはぜいたくは敵です。基本的には割引の菓子パンなどを貪ります。
ただし,少しは楽しみを入れるのも悪くはないでしょう。
基本的には飛行機の乗り継ぎ時間は30分程度であるためすぐに次の搭乗となりますが,今回の旅程ではいくつかは1時間以上となっていました。また,早着や次便の遅れなどにより,乗り継ぎ時間が長くなることもありました。
宮崎も福岡も美味しいものはたくさんありますので,合間にグルメなどを楽しむのも良いでしょう。
ただし,90分程度の待ち時間で,福岡空港から徒歩約20分強のひらお本店や牧のうどん空港店にいくのはお勧めしません。
小走り移動(or奇跡的にちょうどいいバスがある),待ち時間ゼロ,早食いなどの条件がそろえば何とかならないことはないと思いますが,なかなかチャレンジングです。
保安検査場や搭乗ゲートの通過時にはエラーは出るもの?
今回の修行中には保安検査場や搭乗ゲートの通過時に何度かエラーが発生しました。予約方法によっても差はあるでしょうが,これは起こるものだと思っておいた方が良いでしょう。
今回わたしは今回の旅程は全て福岡始点の往復セイバーで予約をしていました※。
タッチ&ゴー使用OK。チェックイン手続きは必要がない状態だったので,はじめの福岡→宮崎便は何事もなく搭乗。
ただし,次の宮崎→福岡は制限エリア外に出ない場合は搭乗口でエラーとなり,スタッフの方に手続きをしてもらう必要がありました。理由はよくわかりませんが,乗り継ぎではなく復路の扱いになるためでしょうか?
この対策としては,空港JALカウンターで,その日のフライトについて全て乗り継ぎの手続きを行なってもらうことです。
ただしその場合,もし一旦,制限エリア外に出てしまった場合には,今度は保安検査場でエラーが出ます。
このような状態になると,JALスタッフの方にエラーを解除してもらう必要があります。
一番確実なのは「XX時のJLXXX便までは制限エリア内で乗り継ぎします」と伝えて,手続きをしてもらうことです。
ただし,それが現実的かというと疑問です。飛行機の遅延・早着などによって予定は変わるもの。ちょっと外に出てみようかな,,なんてこともあるものです。
なので,エラーはあるものだと思って,臨機応変に対応しましょう。
なお,預け荷物がある場合についてはどうなるかはわかりません(往復修行向けの記事なので,預けないことを想定しています)。
宿はキャビナス福岡のカプセル(男性限定)
おトクにステイタスを獲得することを目的とする修行において,航空券以外の費用がかさんでしまっては本末転倒です。
しかしながら,インバウンドも盛んとなり全国的に宿泊費は値上がり傾向……。
ビジネスホテルでも1万円ほどするのが当たり前となっています。
今回のスケジュールでは,宿はほぼ寝るだけ。そこにこれだけお金を払うのももったいない……。
そこで,活用したのが博多駅からすぐそこの男性専用サウナ「キャビナス福岡」
こちらのカプセルであれば,1泊三千円台で夜を明かすことができます。
会員登録(年会費500円・1年間)をすると週末も定額で宿泊できるため,2回以上週末を挟む方はぜひ登録しておきましょう。
施設内の雰囲気はド王道な男性サウナといった感じで,客層もさまざま。若者・出張リーマン・お年寄り,きちんとした方からノーマナーな方まで何でもあり。
年季が入っている部分もありますが,そういうところだと思っていれば,居心地は悪くありません。
また,レストランの食事も意外と高ポイント。季節限定を含む豊富なメニューに九州・山口のご当地グルメなども提供されており,旅情がかきたれられます。
ただし,深夜早朝はメニューが制限されていることに注意が必要です。
帰りは新幹線
帰りは新幹線を使います。
フライトをできるだけ詰め込みたい一方,翌日からの仕事に疲れを残さないことを考えるとベターな選択でしょう。
ただしここでもドケチっぷりを発揮して日本旅行の「バリ特」を使いました。
こだま・ひかり限定ですが,
博多ー広島が6,800円(通常9,000円程度)で移動できました。
そのほか
事前準備:平日に疲れを溜めない
修行により万全な状態で臨むには「平日に疲れを溜めない」ことも重要です。時間の節約を意識しましょう。
一例:食事は冷食やマルチビタミンも活用
「栄養バランスの整った食事を作る時間がない」そんなときには,
わたしはマルチビタミンと楽天のセールで買う冷食牛丼を活用しています。調理をしなければ,キッチンの掃除なども最低限で済み一石二鳥です。
ブルジョアな方は外食や冷凍宅配弁当サービスなどを使っても良いかもしれません。
一例:衣類はノンアイロン
クリーニングやノンアイロンの衣類の活用もおすすめです。
シャツなどを着なければいけない方は,ストライプなどの柄物であれば,無地ものよりもしわが気にならない気がします。
一例:掃除はきちんとする
置かれる空間というのは非常に大事で,メンタルにも一定の影響を与える……と僕は考えています。人それぞれであるため具体的なことは言えませんが,自分の快適な水準を保ちながら,時短できるところがあれば積極的に行えると良いですね。
修行は健康にいい(かもしれない)
空港で楽しくなって色々歩き回る癖があるのですが,なんと1日に1万6千歩も歩いていたらしいです。
福岡=宮崎往復は苦痛ではない!
今回の旅程,個人的にはさほど辛くはありませんでした。
日常の仕事のほうがよっぽど「苦行」であり「修行」です 笑
おわり。
※「JALのWebサイトにログイン済みの状態で”1日に4往復以上”を予約しようとするとエラーが出て予約自体ができない」という罠がありましたが,それは別の話なので本文では省略。この場合,ログインをせずに予約したのち,電話でマイレージ番号に紐づけてもらいました。