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YouTube動画タイトルからみる「有料級」という言葉の流行

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あきぞう(筆者)は,投資やブログ関連のYouTube動画をよく観ています。その中で,最近,「有料級」という言葉を聞く機会が増えた気がしています。

今回はYoutubeにおいて有料級という言葉が流行っているかを簡単に調査しました。

タイトルに有料級と付ける投稿者は増加中

まずはじめに,YouTubeでタイトルに「有料級」を含む動画投稿数を調べました(調査方法は一番下に記載しています)。

fig1

最近増加している傾向は見てとれますが,2019年の9月から11月にかけての投稿数増加が気になりますね。

元データを確認すると,一つの投稿者(チャンネル)がこの時期に大量に有料級を含む動画を投稿していることがわかりました。

そこで,今度はタイトルに「有料級」を含む動画を投稿している投稿者の数を調べました。

結果はこちら。

fig2

見事に2020年に入った頃から,タイトルに「有料級」を含む動画を投稿する方が増えていることがわかります。

有料級という言葉について(私感)

YouTubeだけの傾向なのか?

YouTubeの動画タイトルを調査対象としました。これはAPIが公開されていて調べやすかったこと,YouTubeが現在を象徴する情報発信ツールであることが大きな理由です。つまり裏を返せばYouTube以外でも同じ傾向があると推測をしています。

ただ,方法が思いつかない(涙)。
何か良いアイデアがあればコメントお待ちしています。

視聴者側からの「有料級」という言葉

コンテンツの発信者側からの「有料級」という言葉は煽り文句の一つくらいにとらえています。ですが,最近は受信者サイドからもこの言葉を聞くようになってきているところが面白いです。

「誰もが発信者」といわれるようになって数年を経て,現在は「誰もがコンテンツを販売できる」ようになっています。情報の発信者と受信者がフラットな関係となったことに加えて,価値のあるコンテンツにはお金を払うという価値観が醸造されてきていると感じます。

このような状況においては,視聴者・読者サイドから有益なコンテンツを提供ししている方への賛辞の意味で「有料級」という言葉がより自然に使える/聞こえるようになってきていると考えています。

受信者は同時に発信者であるため,そんなこんなで廻り回って,有料級という言葉はますます流行していくでしょう。

調査方法・元データ

YouTube Data APIのSearch機能を使い調査を行いました。パラメータは次のとおりです。

type=video
part=snippet
order=date
maxResults=50
q=intitle:有料級

調査日時:2020.9.7 18:30頃

元データ:original-yuryo.txt(タブ区切りテキスト,147KB)

データ総数が出力されたtotalResultsの値2527に満たないですが,理由はわかりません。

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