以前に『[2020年8月]楽天UN-LIMIT 広島市中心部の無制限エリアでの速度は?』といういう記事を投稿しました。
この記事では,広島市中心部の各地点での楽天モバイル回線のスピード測定を行いましたが,
時間ごとの回線スピードはどうなってるのかな?
と思った方もいるでしょう。
モバイル回線では,お昼や夜の一部といった回線が混み合う時間帯にはネット接続が遅くなることがよくあります。
そこで今回は,広島市中心部における楽天モバイル回線(auパートナー回線ではない)の時間別のスピードを測定しました。
楽天モバイルの利用を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
(2021年4月追記)
ひさしぶりに広島市内でスピードを測ってみると,明らかに遅くなっていました(涙)
本記事は過去の参考ということでご覧ください。
試した環境
日時
2020年12月30日(水)ー31日(木)にかけて測定を行いました。
使用端末・アプリ
GoogleのPixel 4aにて楽天モバイルのeSIMを設定して実験しました。
回線判定と通信速度判定にはmy楽天モバイルを使用しました。
試した場所
広島市中心部,以下にあるホテルの8階客室で測定しました。
室内での電波状況はお世辞にも良いとは言えず,窓際以外ではauパートナー回線へ接続されます。
窓際での電波強度は,端末に表示されているアンテナは7割立ちくらいです(数値では-105dBm, 35asu程度)。
結果
結果は以下のとおりです。各時間に3回測定をして平均値をとりました。
日時 | 速度(ダウンロード/アップロード Mbps) |
---|---|
12/30 12時 | 20.6/7.0 |
13時 | 25.0/7.0 |
14時 | 25.0/6.6 |
15時 | 27.5/9.3 |
16時 | 23.5/6.7 |
17時 | 29.2/7.2 |
18時 | 33.8/9.2 |
19時 | 28.0/8.7 |
20時 | 27.2/8.4 |
21時 | 27.3/7.8 |
22時 | 13.6/4.8 |
23時 | 17.7/8.4 |
12/31 0時 | 35.8/8.4 |
1時 | 44.3/9.1 |
2時 | – |
3時 | 45.8/7.7 |
4時 | – |
5時 | 47.3/10.2 |
6時 | 43.0/9.1 |
7時 | 43.1/8.9 |
8時 | 34.7/6.4 |
9時 | 26.1/7.2 |
10時 | 40.1/8.7 |
11時 | 42.7/9.1 |
11時50分 | 29.6/6.5 |
グラフにすると次のような感じ。
昼12時,夜10時あたりなどスピードが落ちる時間もありますが,安定してダウンロードは10Mbps以上,アップロードは5Mbps程度以上でています。
プライベートでの一般的なネット利用に関しては,ストレスなく行える水準でしょう。
気になる点
楽天回線エリアが広くなるスピードはどう変わるか?
2020年12月末現在,楽天回線エリアは広島市内でも一部に限られていますが,今後は拡大が予定されています[1]。
広島市よりもエリアが広い札幌市で測定した際には「広島よりも少し遅いなぁ」と感じました。
エリアが広がると,楽天回線へ接続できる人は増えることになります。
回線のボトルネックがどこであるかはわかりませんが,エリアの拡大によってスピードに悪い影響がないことを期待します。
やっぱり屋内は弱い
先にも述べたとおり,今回スピード測定を行った部屋では窓ぎわでのみ楽天回線へ接続されました。
2020年12月末現在においても,屋内での電波状況は改善されていないことがわかりました。
今回の測定で典型的な平日または休日の様子がわかるか?
今回のスピード測定は2020年の12/30(水)-31(木)という「平日ではあるが,休みの人も多い時期」に行いました。
これは,典型的な平日でも休日でもないという中途半端な時期。そういったことも含めて参考としていただければ幸いです。
例えば,「普通の平日の場合,スマホの利用が増える昼休みの時間などはもう少し速度が低下する可能性があるかな?」などと考えながらご利用ください。
出典
[1]楽天モバイル, 通信・エリアhttps://network.mobile.rakuten.co.jp/area/?l-id=gnavi_area (2021.1.閲覧)