2022年10月1日（土）から2日（日）にかけて，島根県松江市の「天然温泉 だんだんの湯 御宿 野乃松江」へ宿泊しました。
充実サービス×和風デザインのすばらしいお宿でしたので紹介します！
楽天トラベル 【大浴場×サウナでととのう！】ドーミーインスタンダードプラン!!≪朝食付き≫
宿泊日：2022年10月1日（土）
部屋タイプ：クイーンルーム
価格：10,800円+入湯税150円（県民・ブロック割使用価格）
※価格は時期によって異なります
チェックイン15:00/チェックアウト11:00
本記事の内容は宿泊日時点での内容になりますことご了承ください。
基礎情報
ちょっぴり贅沢な和風ビジネスホテル「御宿 野乃（おんやど のの）」
共立メンテナンスが運営する「御宿 野乃」は，ドーミーインブランドの和風プレミアムホテルとして位置づけられています。
2022年10月現在，全国に11店舗。今回宿泊した御宿 野乃松江は2022年4月26日にオープンした新しめのホテルです。[1]
和風というコンセプトに沿って館内は畳敷。靴を脱いでくつろげるようになっています。
また，大浴場やご当地朝食，夜鳴きそばなどドーミーインの各種サービスや強みなども健在。和風×ドーミーインの贅沢環境です。
なお，ドーミーインブランドというところから分かるとおり，あくまで位置付け的にはビジネスホテルにあたります。
アクセス：荷物が少なければ松江駅から徒歩でもOK
＜松江駅から＞
徒歩：12-15分（約1.1km）
バス：「大橋北詰」or「新大橋北詰」下車，徒歩2分程度（詳しくはgoogleマップなどでお調べください）
松江駅からは少し距離がありますが，徒歩でもアクセスは可能です。
あまり歩きたくない方，荷物が多い方，雨の日などは，松江駅北口のタクシー乗り場からタクシーを使うのも良いでしょう。
駐車場は先着順。1台1,200円で約50台分準備されています。
Googleレビューによると，機械式立体駐車場のため混雑時の出し入れには時間がかかることがあるようです。
入館からお部屋まで
入り口ドアをくぐったのちはまず，靴をエントランス横の下駄箱ロッカーにしまいます。
畳敷きの館内は，エントランスから和室の香り・暖かさを感じる空間となっています。
エントランスでは，移動で疲れた体に嬉しい次のようなサービス（セルフ）がありました。
- ドリンクサービス
コーヒー(15:00-23:00, 6:00-11:00)，烏龍茶（15:00-21:00） - おしぼり
フロントでチェックインをしたのちは，セルフサービスのアメニティ（歯ブラシ，ヘアブラシ，髭剃り，綿棒，コットン，シャワーキャップ，粉末茶）から必要なものをいただきます。
そして，お部屋へ。
お部屋はモダンな和空間
今回はクイーンルームというダブルルームの上位互換となるお部屋へ宿泊。室内は25.22m2と少し広め。他のお部屋の様子も知りたい方は公式ページの客室案内などをご確認ください。
廊下から入室をするとまずは前室（室内廊下？）部分。
写真の左側にはお手洗い，前方の扉が洗面所とシャワールーム。そして右側が主室へと続きます。
ちなみに，前室と主室の間には引き戸があるドーミーインチェーンではお馴染みの作りとなっています。この「パブリックスペースと主室が直ではない」という構造が安心感につながり，くつろいで過ごすことができます。
そして，主室部分はこのような感じ。
落ち着いた空間の中にクッションや小物などの和柄が良いアクセントとなっており，現代的なオシャレさも感じます。
椅子でも，床でも，ベッドでも，好きなところでくつろげます。
2022年最新ホテルだけあり古くささはなく，室内や備品などの質感もビジホとしては上々です。
そして，冷蔵庫には，
お水とウェルカムご当地ドリンクがありました。
野乃と同じく”プレミアム”として位置付けられているドーミーインPREMIUMでもご当地ドリンクが用意されており，同様のサービスとなっています。通常のドーミーインより少し贅沢さを感じますね。
快適なベッドは周りの機能も完璧
ベッドはサータ社製のマットレスを用いた1,600cm幅（クイーンサイズ）。もちろん一人であれば余裕の広さ。一般的には二人でもそれほどストレスなく寝られるサイズです。ベッドメイクも現代的なデュぺ式で圧迫感なくお休みできます。
まくらはドーミーインではお馴染み。オリジナルの「ソロテックスキルト立体枕」。睡眠改善インストラクターの資格保持者が企画開発を行なっており，理想の寝姿勢を保てるような構造となっているらしいです[2]。
ベッドサイドはライトに室内照明スイッチ，コンセント，充電用USBと小物置き。
また，エアコンは家庭用リモコン式であるため，ベッドなど好きなところから操作可能です。
かゆいところに手が届く，ほぼ百点満点のベッド環境です。
作業スペース（デスク）
お仕事やPCなどの作業用は，テーブル，もしくはテレビ横のデスクを使うことになるでしょう。
デスクは和室に合わせて低め。作業しにくそうですが，あくまでわたしの場合はぱっと見の印象よりは普通に作業ができました（とはいっても4,50分の短時間ですが）。
なお，デスクにはコンセントと充電用USBが完備で，室内はWi-Fiも使えます。
水回りはきれいでスッキリ
廊下から入室して正面扉の奥には洗面所とシャワールームが。
前述したとおり歯ブラシなどのアメニティはエントランスに置かれているため，洗面所に置かれているものは最低限（ドライヤー・コップ・ハンドソープ・タオル類など）。
洗面台の左側に物が置けるスペースがとられていて，化粧道具などを広げる女性には嬉しいのかもしれません（知らんですが。）
お手洗いは，
普通です。奥に少しだけ見えている非常用の水タンクはドーミーインファンとしてはホーム感を覚えます←
大浴場
天然温泉・サウナ付き大浴場
この項は基本的には男湯の記述となります。女湯について記載があるものはホテル公式サイトや楽天トラベル等の記述を参考にしています。
場所 11F（最上階）
時間 15:00-翌10:00（サウナのみ1:00-5:00休止）
設備
- 男湯：内風呂（寝湯付き，天然温泉），露天風呂（天然温泉），壺風呂，水風呂（打たせ水風呂，レインシャワー付き），高温サウナ（セルフロウリュ付き）
- 女湯：内風呂（天然温泉），露天風呂（天然温泉），壺風呂，水風呂（レインシャワー付き），高温サウナ（セルフロウリュ付き）
※混雑状況は部屋のテレビからチェック可能
松江市内の大浴場事情はわかりませんが，都会のホテルの大浴場などと比べると脱衣所・浴室ともにゆったりとしており，他人に気兼ねなく楽しめました。
内風呂は宍道湖（しんじこ）方面に設けられ，快適人数4人+寝湯2人ほどの広さ。窓の下側が目隠し的に障子風となっているため，基本的にお風呂に浸かりながら宍道湖を眺めることは難しいですが，位置によっては小窓をあけて眺めることができます。
露天風呂も快適人数は4人ほどといったところ。露天には他に壺風呂が２つ設置されており，それぞれ熱め/ぬるめとなっています。
洗い場は合計12個。高級シャワーヘッド リファファインバブルが採用されているこだわり様。時間帯によっては混むこともありそうですが，約200室規模のホテルとしては必要十分なキャパシティでしょう。
入浴は夜通し可能なので，混雑が気になる方は部屋のテレビから状況をチェックしつつ，時間をずらして利用すると良いですね。
サウナは約8人ほどの広さで90℃程度，セルフロウリュ付き。水風呂は14-15℃。けっこうなガチ勢仕様です。休憩用のイスも露天・室内にそれぞれ設置されています。
温泉は無色透明のナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉。自家源泉ですが，加温・加水・循環・濾過・消毒はあり。
名湯の多い山陰にあっては，残念ながら温泉単体としての評価は低くなります。が，宍道湖を望む環境や次項で紹介するサービスなどを総合的に考えると，唯一無二の存在であることは確かです。
脱衣所には，他のドーミーイングループと同様，冷水機が完備。またドライヤーが3種類（Panasonicのお高め機種，ダイソン，リファ）用意されているのも面白いです。
湯上がり処にも嬉しい設備・サービスが！
お風呂上がりは，湯上がり処でほてった体に嬉しい冷たいモノがいただけます。
■湯上がりサービス
アイス 15:00-23:00
乳酸菌飲料 5:00-10:00
そして，同じく湯上がり処には，羽田空港などでも見かける業務用マッサージチェアあんま王4が3台。羽田だと1回300円くらいであったと記憶していますが，こちらはなんと無料！
湯上がりにさらに体をほぐし，ゆったりと過ごせる幸せは筆舌に尽くし難い……(￣▽￣)
また，漫画コーナーも設置されています。
その他の館内設備
館内には次のような設備や施設があります。
- ランドリーコーナー（利用状況は部屋のテレビからチェック可能）
- 自動販売機
- 製氷機
- 電子レンジ
- ラウンジエリア（有料のドリンク提供）
食事
夜鳴きそば
■夜鳴きそばサービス
会場 2F食事処Hatago
時間 21:30 – 23:00
ドーミーイン名物の夜鳴きそば（あっさり醤油味の半ラーメン）は，御宿野乃 松江でも提供されています。お味は安定。
今まで泊まったドーミーインと違い，飲み物として，お水・お茶だけでなくドリンクマシンが使えたのが何気に嬉しいポイントです。
ご当地メニューも豊富な朝食
会場 2F食事処Hatago
時間 6:30 – 9:30(最終入店 9:00)
料金 大人2,300円 3歳-小学生1,100円 2歳以下無料
席数 カウンタ約15席 テーブル約40席
※混雑状況は部屋のテレビからチェック可能
日によっては混雑する
わたしが宿泊したのが土曜日ということもあり，チェックイン時に「明日の朝食は混雑が予想されるため，6:15よりオープンする（通常は6:30）」との案内がありました。わたしは6:30ごろに朝食会場へ行き，待ち時間なしで席に着けましたが，退店した7:30頃には5から10組ほどが並んでいる様子でした。
時間を有効に使いたい方は，早めに朝食を済ませるのが良いかもしれません。なお，部屋のテレビから混雑状況が確認できます。
和食中心・ご当地メニューもありの朝食
パンなども申し訳程度にはありますが，多くのドーミーイン同様に和食中心のビュッフェとなっています。
今回，さすがに全種類は取りきれなかったので，一部メニューを写真などで紹介します。
小鉢類は他にも数種類ありました。
島根県らしいものとして，あご野焼き赤天などの練り物，そして写真には写っていませんが，しじみの佃煮や十六島（うっぷるい）海苔入り佃煮などがありました。
汁物は島根ということでしじみ汁をチョイス。ほかにも，きのこの味噌汁がありました。
そして，ご当地メニューの中でもウリと思われる割子蕎麦とズワイガニ（を含む海鮮）。
割子そばの薬味は自分で自由に盛り付けられます。
海鮮は海鮮丼にする想定のようですが，わたしはお刺身でいただきました。ご飯は白飯のほかに酢飯もあります。
あらかた食べ終わったところで，野菜を忘れていたのでいただきます 汗
飲み物は島根ワイナリーのぶどうジュースです。
最後はフルーツ・デザートとコーヒー。
フルーツは微妙でしたが（そもそもバイキングのカットフルーツにおいしさは期待しませんが。。），ほかは美味しくいただきました。
感想：安定して満足度高し
お部屋の作り・サービスなど「こういうのが嬉しいよね。」が満載のドーミーイン。御宿 野乃はさらに「和風」というアイディアが加わり，はじめて体験するタイプのお宿でした。
ドーミーインブランドではプレミアムの位置付けということもあってか，インテリアの質感も多くのドーミーインよりはワンランク上の印象。ちょっぴり贅沢な時間を過ごせます。
ビジネスホテルというジャンルの中では，やはり目を見張るものがある施設です。
和室でゆっくりくつろげて，温泉にご当地朝食，気の利いたサービスまで。松江に宿泊する際は一考の価値があるでしょう！
口コミの確認や予約などは以下のサイトから。
ホテルの公式HPからも予約が可能です。
出典・参考
[1]共立メンテナンス, 公式】御宿 野乃 / ドーミーイン和風プレミアムホテル – ホテスパ, https://www.hotespa.net/dormyinn/nono/ (2022.10.18閲覧)
[2]共立メンテナンス, ドーミーインの 「多すぎる些細なこだわり」を また、ご家庭へ。 DOMINISTOREオリジナル枕【後編】, https://blog.doministyle.net/?p=152 (2022.10.18閲覧)
＜その他参考＞
共立メンテナンス, 【公式】天然温泉 だんだんの湯 御宿 野乃 松江｜ホテル宿泊予約 – ドーミーイン, https://www.hotespa.net/hotels/nono_matsue/ (2022.10.18閲覧)
天然温泉 だんだんの湯 御宿 野乃松江（ドーミーイン・御宿野乃 ホテルズグループ） 宿泊予約【楽天トラベル】, https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/184016/184016.html (2022.10.18閲覧)
