パンまつり

2023年版「白いフローラルディッシュ」レビュー!【春のパンまつり】

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2023年で43回目※1となるヤマザキ 春のパンまつり
みなさんご存知,ヤマザキのパンなどについている点数シールを集めると,白いお皿がもらえる日本最大級のお祭りです。

2023年は30点分のシールで白いフローラルディッシュがGETできます!

この記事では,そんな白いフローラルディッシュと白いお皿について紹介します。

白いフローラルディッシュ

4年ぶり4回目の登場!

白いフローラルディッシュの登場は4年ぶり4回目となります。

パンまつりのお皿
[1]

1回目の登場は1993年の第13回パンまつり。リム部分にお花のようなフリル模様が取り入れられたデザインが好評を博し,その後8年間このフリルデザインは続いたそうです[1]。

2回目は1998年,この年はイメージキャラクターに松たか子さんが初めて起用された記念すべき年です! 

そして3回目の2019年,今回2023年4回目の白いフローラルディッシュへと続きます。

2023年版と前回2019年版を比較!

大きさは変わらず

直径19cm,深さ1.9cmというスペックは2023年版も2019年版も変わりません。

大きさ比較

ただし,2023年版は2019年版と比べてリム部分が広いデザインとなっており,また,37g軽くなっています。

デザイン比較
白いフローラルディッシュの比較

大きさは両年とも,ケーキやデザート,簡単なおかず,また取り皿として使用するにはちょうど良い大きさです。メインディッシュを盛り付けるには少し窮屈な印象です。
とくに2023年版はリム部分が広いためガッツリ盛りは厳しいでしょう。

デザインはクラシック回帰?

過去5年のお皿たち
上段左から2019年・2020年,下段左から2021年-2023年

2019年のフローラルディッシュをはじめ,近年のお皿はTHEシンプルデザインといった印象でした。

2019年版
2019年版

2019年版は,縁のアクセントによって桜やパンジーのような大ぶりな花びらを持つ,かわいらしいお花を彷彿とさせる一品となっています。

一方,2023年版はシンプルさは残しながらも,ぐっとエレガントな雰囲気へ。

2023年版
2023年版

リムは広がり,渦状に波打つフリル模様が添えられており,バラのような上品さを感じます。

また,2019年と比べ,リム部分が薄くなっており触れた際にも,軽やで洗練されてた印象を受けます。
シンプルさの中にも(パンまつりのお皿としては)複雑なテクスチャが取り入れられており,クラシカルさも併せ持つお皿です。

白いフローラルディッシュに盛ってみた

食パン

食パン
食パン:左2023年版,右2019年版お皿

まずはパンまつり!ということで食パン。

2023年版はリム部分にかかってしまい,少し浮いてしまっています(右下のあたりがわかりやすいです)。

ピザ

お皿比較
ピザ:左2023年版,右2019年版お皿

ヤマザキ系パン屋で買ったピザを乗せました。

ピザのサイズが大きめですがしっかりと乗っかっており,取り皿としての機能は完璧です。ただ,ジャンクフードを乗せるには2023年版はドレッシーすぎる印象を受けます。

タコさん(香薫3本,目玉焼き1つ,千切り野菜50g)

お皿比較(タコさん)
タコさん:左2023年版,右2019年版お皿

「タコさん定食」でお馴染みのおかずたちを盛り合わせてみました。

少し窮屈な印象ですが,問題はありません。
実際のところ,見た目は千切り野菜を乗せる量でどうとでも調整できてしまいます…。

上記画像は千切り野菜50gで盛りましたが,野菜は 1日350g ≒ 1食あたり120g必要とされています。一部をトマトやブロッコリーなど密度の高いものに変えても盛れるのは70g程度というところが限界でしょうか。

野菜の摂取を,このワンディッシュで済ませるように盛ることは難しく,小鉢や汁物なども含めてバランスを調整したいところです。

ケーキ

ケーキ
ケーキ(シャトレーゼ・パリパリレートショート):左2023年版,右2019年版お皿

シャトレーゼのケーキを乗せてみました。
ケーキ自体が結構ボリューミーなためか,2023年は少し窮屈な印象です。一方,2019年はケーキのワクワク感がうまく引き出せていないですね。

ケーキ
ケーキ(シャトレーゼ・まんまる苺ケーキ):左2023年版,右2019年版お皿

ということで,お次はボリュームほどほどのものを乗せてみました。
2023年版はバランス的もちょうど良い印象です。2019年版は少しさみしく「周りにソースでもかけたいなー」と思ってしまいます(器に入ったケーキの皿にかけるのは変ですが)。

パンまつりでもらえるお皿について

フランスの老舗ガラス食器メーカー アルク社製

パンまつりのお皿はフランスに1825年に設立された[2][3]老舗ガラス食器メーカー アルク社(設立時Verrerie Cristallerie d’Arques社,その後デュラン社などを経て現在の社名)により製造されています。

強化ガラスで割れにくい

白くて丈夫」で有名なパンまつりのお皿は,強化ガラスでできています。

説明書きには

 品名:強化ガラス製器具
 強化の種類:全面物理強化

とあり,何だかものすごくゲーム感があります(笑)

ですが,「物理」強化とは「物理ダメージに強い,魔法耐性ゼロ」というようなオフザケ表現ではなく,強化処理の種類を表すようです。

強化ガラスの作成方法は大きく二つに大別できます。

物理強化:加熱→急冷による強化
 (用途)家具,自動車の窓ガラスなど
化学強化:イオン置換による強化など
 (用途)スマートフォンディスプレイ,コピー機原稿台など

これらの強化方法のうちの「物理強化」を採用しているということですね。

なお,物理強化の性質上,もし割れてしまうと破片が粉々に飛散する恐れがあります。

細かいキズがついたお皿や,硬いものに強くぶつけたお皿は,たとえ割れていなくても処分すると良いでしょう。

Arcopal(アルコパル)と同等品?

旧デュラン(現アルク)社が1958年に発表した食器ブランドArcopal(アルコパル)。乳白色の物理強化ガラスを使用したテーブルウェアとして有名です。

アルコパルの画像を載せたかったのですが,フリーのものが見つからない(悲)
気になる方は「Arcopal」でのgoogle検索結果をご確認ください。

以前のパンまつりの皿底には,このアルコパルの刻印がありました。

最近のお皿にはアルコパル印はありませんが,系譜は引き継ぐものかと思われます。

底面の刻印
近年のお皿の底面刻印。アルコパルとは書かれていない。

なおアルコパルは近年はアルク社も積極的な展開はしておらず※2,レトロ食器として名前を聞く機会の方が多くなっているようです。

パンまつりを楽しもう!

この記事では,2023年の景品である白いフローラルディッシュと白いお皿について紹介しました。

順調に点数シールを集められている方だけでなく,これから始めようと思っている方,始めたは良いが心折れそうな方,など状況は人それぞれ。

今年のお皿が自分に合ったものか?
そして,目標は何枚とするか?
など,などあなたのパンまつり戦略をたてるうえで,この記事がお役に立てば幸いです。

それでは,一緒にパンまつりを楽しみましょう!


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脚注・出典

※1 「春のパンまつり」という名称となる前のキャンペーンも含みます。

※2 食器関連のwebサイトなどにて2000年に休止2016年に復活との記載があります。アルク社オンラインストアを見るとArcopalの名前でわずかに商品展開はされているようですが,企業紹介のページなどではブランド名として記載されていません。

[1]山崎製パン, 春のパンまつりヒストリー, https://www.yamazakipan.co.jp/campaign/spring/history/index.html (2023.2.21閲覧)

[2]Arc Group, Our history, https://www.arc-intl.com/en/group/history/ (2023.2.21閲覧)

[3]Arc International(encyclopedia.com), https://www.encyclopedia.com/books/politics-and-business-magazines/arc-international (2023.2.21閲覧)

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