2020年2月より一部の郵便局の郵便窓口で導入されていたクレジットカード・電子マネー(Suica,waonなど)・スマホ決済(PayPay,d払い,楽天ペイなど)によるキャッシュレス決済。この2020年7月以降,導入する郵便局を大幅拡大しているようです。
日本郵便「郵便窓口におけるキャッシュレス決済」[1]
プレスリリースなどによると,簡易郵便局を除く全国の約20,000局のうち,約8,500局にキャッシュレス決済を導入していくとのことです[2][3]。
キャッシュレス決済できるサービス
注意点として,全てのサービスがキャッシュレス決済できるわけではありません。
・郵便料金または荷物(ゆうパック、ゆうメールなど)運賃
[1]
・切手※、はがき、レターパックなどの販売品
※切手販売は、1回の取引において10万円が上限額です。
・カタログ、店頭商品などの物販商品
ただし、次の商品・サービスには、ご利用いただけませんので、ご注意ください。
・印紙
・宝くじ
・代金引換郵便物等の引換金
・税付郵便物の関税地方公共団体事務(各種証明書等の交付、バス回数券の販売などの受託事務)
ゆうパックはローソンに持ち込めばクレジットや電子決済が使える[4]という歪な状況でしたが,改善するようです。
切手の購入で決済業者のポイントをもらう
今まで切手を買う場合は現金決済しかできないことがほとんどでした。「郵便局のネットショップでのクレジット払い」や「クレジットチャージをしたnanacoを用いてセブンイレブンで購入する」など一部ポイントを稼ぐ方法はありましたが,少しハードルが高い。
キャッシュレス決済対応窓口の拡大はこのハードルを一気に下げたといえるでしょう。
切手を経由すると集荷や着払いでもポイントが稼げる
日本郵政で集荷や自宅で着払いを受け取る際には,キャッシュレス決済は利用できませんが,切手での支払いが可能です[5][6][7]。キャッシュレス決済で購入した切手を利用することにより,実質的にポイントが稼げます。
ただし,切手で支払いをする場合はお釣りが出ないとの報告がWeb上では散見されるため,現金と併用しての利用をお勧めします。
出典
[1]日本郵便, 郵便窓口におけるキャッシュレス決済, https://www.post.japanpost.jp/life/cashless/index.html(2020.08.02閲覧)
[2]日本郵便, プレスリリース郵便窓口におけるキャッシュレス決済の導入, https://www.post.japanpost.jp/notification/pressrelease/2018/00_honsha/0910_02.html(2020.08.02閲覧)
[3]日本郵便, 郵便局局数情報〈オープンデータ〉, https://www.post.japanpost.jp/newsrelease/storeinformation/index02.html(2020.08.02閲覧)
[4]ローソン, ゆうパック受付, https://www.lawson.co.jp/service/shipment/yupack/index.html(2020.08.02閲覧)
[5]日本郵便, ゆうパックを差し出す際に料金の支払い方法は何がありますか?, https://www.post.japanpost.jp/question/560.html(2020.08.02閲覧)
[6]日本郵便, ゆうパックは切手で料金を支払えますか?, https://www.post.japanpost.jp/question/160.html(2020.08.02閲覧)
[7]日本郵便, 着払ゆうパックは切手で送料を支払えますか?, https://www.post.japanpost.jp/question/521.html(2020.08.02閲覧)